格安SIMの中でも一番シェアが高く、回線も安定していると評判の楽天モバイル。
しかし、スマホを使う環境や条件によっては他社の格安SIMの方が安定して早い速度を出したり、値段が安くなることもあります。
そんなときに楽天モバイルを解約して他社に乗り換える場合、あるいは必要なくなったから解約したい場合に気になるのは違約金や解約方法ではないでしょうか。
このページでは楽天モバイルを解約したいと思ったときに、どんな点に注意すればいいか、どのタイミングで解約すれば一番お得かを解説していきたいと思います。
楽天モバイルの解約についてざっくり説明
- 解約は楽天モバイルの会員サイト(メンバーズステーション)からのみ、電話では受け付けていない
- 他社に乗り換える際に必要なMNP転出番号はメンバーズステーションから発行できる
- 通話SIMの場合、原則12カ月以内に解約すると9,800円の違約金が発生
- スーパーホーダイに加入していたり、キャンペーンで楽天モバイルに加入した場合も違約金が発生する可能性がある
楽天モバイル解約や乗り換えはWEB手続きのみ受付
MNPせず解約のみする場合
MNPせずただ単に解約をしたい、現在の電話番号は破棄してもいい場合は、楽天モバイルのメンバーズステーションで手続きをしましょう。
少し前は電話でも解約ができたのですが、現在はできなくなってしまいました。また、実店舗に行っても同様に解約することはできませんので注意が必要です。
解約手続きはそれほど難しくありません。以下のように操作をするだけです。
- 「メンバーズテーション」へログイン
- 「会員メニュー」をクリック
- 「登録情報・設定変更」をクリック
- 「楽天モバイル解約申請」に解約に必要な情報を入力
なお、楽天モバイル解約申請の入力場面でSIM番号が必要になります。
SIM番号はSIMカードの台座部分に記載されていますが、紛失してしまった場合はメンバーズステーションの会員メニューからでも確認することができます。
いくつかアンケートに答えれば退会終了です。10~15分程度で全て完了します。
MNPを使い他社のサービスに乗り換える場合
今の番号を引き継いで他社に乗り換えたい場合、MNP転出の手続きをしてから解約をすることになります。
MNP転出する場合も解約と同様にメンバーズステーションから行いましょう。
MNP転出をするには、メンバーズステーションにアクセスし下記のように操作します。
- 「メンバーズテーション」へログイン
- 「会員メニュー」をクリック
- 「登録情報・設定変更」をクリック
- 「MNP予約番号発行・確認」をクリックし、発行手続きに進む
MNP予約番号発行をしても、実際に番号が発行されるまでは下記のように時間がかかります。
当日10時までに申請が間に合った場合、 当日12時に発行されます。
当日10時以降に申請した場合、翌日の12時に発行されます。
MNP予約番号は他社への転出をしない場合15日で自然に消滅しますので、もし15日を過ぎてしまった場合は再度取り直しましょう。
また、電話番号を転出先でも使いたい場合MNP(携帯電話番号ポータビリティ)番号の払い出しを楽天モバイルに依頼する必要があります。
MNP番号をつかって今の電話番号を移転先でも使う場合、MNP手数料3,000円が楽天モバイルの最終支払い時に上乗せされて請求されますのでご注意ください。
今の電話番号は転出先でも使うべき?
MNP手数料3,000円払って今の電話番号を使い続けるか、それともMNP転出手数料を払わず新たな番号を契約するべきか迷う方もいらっしゃいますが、私は3,000円払ってでも番号はそのまま使い続けることをおすすめしています。
新たに電話番号を取得した場合、友人や家族などに新規の番号を知らせなくてはならないこと、ショッピングサイトやgmailなどの登録番号を変更しなければならないことなど、非常に手間がかかるからです。
楽天モバイルを解約したときの解除料
楽天モバイルを解約したときに一番気になるのが解約時の解除料ではないでしょうか?
通話SIMとデータSIMでは異なるため、それぞれ分けて解説していきます。
通話SIMの場合
通話SIMの場合、最低利用期間は開通月を1カ月目とし、最低利用期間に満たない時点で解約する場合は、所定の契約解除料が発生します。
最低利用期間と契約解除料は申し込み時のプランと申し込んだキャンペーンによって異なります。
スーパーホーダイ(2018年6月14日20:00以降に申し込んだ場合)
スーパーホーダイには3つの最低利用期間(12か月、24か月、36か月)が設定されています。
最低利用期間が長いほど割引が効き月額使用料が安くなるのですが、最低利用期間に達しない場合は9,800円が契約解除料としてかかってきます。
今楽天モバイルの契約を検討している人は、契約解除料と最低利用期間の設定はこちらになります。
スーパーホーダイ(2017年9月1日~2018年6月14日19:59に申し込んだ場合)
2017年9月1日~2018年6月14日19:59の間にスーパーホーダイに申し込んだ人の場合、最低利用期間に応じて契約解除料は下記のようになります。
最低利用期間が36か月の人は非常に高額になるので注意が必要です。
スーパーホーダイ以外のプラン、またはキャンペーンで申し込んだ場合
スーマーホーダイ以外のプランやキャンペーンを使って申し込んだ場合、契約解除料は下記のようになります。
最低利用期間 | 契約解除料 | |
組み合わせプラン/下記以外の場合 | 12カ月 | 9,800円 |
【受付終了】コミコミプラン※1 | 24カ月 | 12,000円 |
買いテキ!通販ツウ特別プラン | 24カ月 | 9,800円 |
【受付終了】2017年3月24日~5月11日 通話SIM+5分かけ放題・かけ放題契約特典 5,555円相当のポイントプレゼント※1 |
12カ月 | 9,800円 |
【受付終了】2017年7月13日~9月1日 夏トクキャンペーン |
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【受付終了】2017年3月22日~5月22日 GRANBEAT同時購入で事務手数料+月額基本料金が3カ月無料! |
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楽天モバイルエントリーパッケージ 契約手数料無料特典 | ||
【受付終了】2017年6月8日~7月13日 ウキウキ特価キャンペーン※2 |
※2018年4月1日(日)00:00に「楽天でんわ かけ放題 by 楽天モバイル」から「楽天でんわ by 楽天モバイル」へ切り替わった場合は、契約解除料は発生しません。
データSIMの場合
データSIMの場合、SMSありプランでもSMSなしプランでも契約解除金はかかりません。
ただし、一部のキャンペーンを利用して加入した場合、契約解除料がかかる場合があるので注意しましょう。
下に解除料一覧を掲載しておきます。
最低利用期間 | 契約解除料 | |
組み合わせプラン/下記以外の場合 | なし 最低利用期間はありません。 |
なし 契約解除料は発生しません。 |
【受付終了】 Web:2018年2月8日(木)10:00~2月23日(金)9:59 ショップ:2018年2月8日(木)10:00~2月25日(日)閉店 ウィンターセール |
6カ月 | 9,800円 |
プラス割 | ||
【受付終了】2016年12月1日~9月1日 事務手数料+月額基本料3カ月無料特典 |
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楽天モバイルエントリーパッケージ 契約手数料無料特典 |
契約解除料以外に注意すること
格安SIMの解約時に一番気になることは契約解除料のことだと思いますが、契約解除料ばかり気を取られていると思わぬことで損をしてしまうことがあります。
ここでは、契約解除料以外の細かい点について解説していきます。
当月に解約したいときはその月の15日までに手続きを
解約はメンバーズステーションですぐに手続きをすることができますが、今月中に解約をしたいときはその月の15日までに手続きが必要です。
もし解約日がその月の16日以降になってしまうと、解約月は翌月になってしまうため余計な料金を支払うことになってしまうのです。
5月1日~15日に解約手続きをした場合→5月31日(5月の末)が解約日になる。
5月16日~31日に解約手続きした場合→6月30日(6月の末)が解約日になる。
1日ずれると1か月分余計に月額費用を払うことになってしまうので、今月中に解約したい場合は15日までに手続きを終わらせておきましょう。
解約手続き後の解約キャンセルはできない
一度解約をしてしまうと、解約そのもののキャンセルをすることはできません。
MNPをしない(新規に電話番号を取得する)場合、現在使っている電話番号は使えなくなってしまうので解約前にしっかりと確認することが重要です。
逆にMNPで移転する場合でも、転出先の会社の評判やプランを確認し、逆に高くなってしまわないか、すぐに通信規制がかかってしまわないかチェックしてから解約しましょう。
SIMカードを返却しよう
楽天モバイルでは解約後に今まで利用していたSIMカードを返却する必要があります。
SIMカードはレンタル品を貸与されている扱いであるため、楽天モバイルが所有者です。
返却をしないと違約金が発生してしまうため必ず返却しましょう。
申し込み種別によりSIMカードの返却先が異なるため、申し込み種別ごとの返却先を掲載しておきます。
申込種別は、SIMカードの台紙に記載がありますが、もし紛失している場合はメンバーズステーションで確認することもできます。
申し込み種別が006,007の時
以下の住所にSIMカードを送ります。
申し込み種別が008,009の時
SIMカードの送料は自己負担になってしまうので、一番安い方法で返却しましょう。
一番安く発送するなら切手代の82円で済む定形郵便ですが、封筒と切手を用意する費用と手間を考えるとコンビニで買えるレターパックライト(360円)が手軽でおすすめです。

全国の主要なコンビニで買えます。
SIMカードを返却しないとどうなる?
SIMカードを返却しない場合、3,000円の違約金を請求されてしまいます。
SIMカードの返却期限は解約後1カ月となっていますので、忘れないように早めに返却しましょう。
が、実際はほとんどの方は返却しておらず、返却しなくても違約金の請求がされることはないそうです。私も返却していませんが、違約金の請求はされていません。
楽天モバイルでセットで購入した端末は解約後どうなる?
楽天モバイルでは端末をセットで販売しており、その端末を分割で買った場合、解約後にどうすればいいのか気になると思います。
ここではセットで購入した端末の解約後の扱いについて解説していきます。
端末を一括で買った場合、または分割して支払いが終わっている場合
解約後も自分のものになるため、そのまま利用することができます。
楽天モバイルの端末は基本的にSIMフリーなため、どこの格安SIMでも使いまわすことができます。
端末を分割で買って、支払いが終わっていない場合
解約後も端末代を支払い終わっていない限り、継続して分割で支払う必要があります。
解約したからと言って残債額をまとめて支払う必要はありませんので安心してください。
オプションで加入していた端末保証は解約後どうなる?
楽天モバイルのオプションで端末保証に加入している場合、解約と同時に保証もなくなります。
解約後に購入したスマートフォンに不具合が見つかった場合は、当然保証されませんので注意が必要です。
解約はよく考えてから計画的に
格安SIMを解約するときはタイミングや入会時のキャンペーンによって契約解除金が発生することもあるため、よく考えて行いましょう。
他社でお得なキャンペーンがやっているからといって安易な気持ちで解約すると、他社のキャンペーンで受け取るメリット以上の契約解除金がかかってしまうこともあります。
乗り換えるならどこの格安SIMがおすすめ?
楽天モバイルから他社の格安SIMに乗り換えるなら、LINEモバイルをおすすめします。
LINEモバイルの特徴はtwitterやインスタグラム、LINEをする際の通信量をカウントしない、コミュニケーションパッケージが魅力的であることです。
また、プランがシンプルで3つしかないため、どのプランにしようか迷うことがありません。
docomo、au、ソフトバンクの回線を用意しているため、手間のかかるSIMロック解除をする必要もないのもうれしいですね。
現在LINEモバイルのキャンペーンを使えば初期費用を実質無料にできます。
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